自宅の庭に鉄道模型!夢の庭園鉄道はどのように作るのか?<

「自宅の庭に鉄道模型が走る」そんな夢のようなことができれば鉄道模型ファンならずとも楽しくなるのではないでしょうか。元々、イギリスやアメリカの大邸宅で始まった庭園鉄道ですが、日本では住宅面積のこともあり、一般的にはならず、それよりも小さいHOゲージやNゲージが主流となりました。庭園鉄道を作る場合には、まず場所と線路の確保が重要になります。

夢の庭園鉄道

庭園鉄道は日本メーカーのものがほとんどなく、線路も完全に自作をしない限りは輸入品となります。ゲージ幅は3.5インチから5インチ、7.5インチなどがあります。レールは日本のメーカーでも輸入代理店となって購入することができるケースがありますが、1mあたり1万円以上が相場です。また、カーブなどは庭によって形状が変わってくるため、自分で線路を曲げて作る必要があります。線路を作る際にも、その上を重量物が走行することを考え、土であればコンクリートで補強し、勾配があると脱線や転倒の恐れがあるので削ってフラットにしておく必要があるでしょう。ここまで準備できて線路の敷設が完了します。

車両メンテナンスや線路メンテナンス

庭園鉄道の場合、車両も高額です。自走するバッテリータイプのものであれば30万円以上、自分で押すトロッコタイプでも5万円程度します。自作することが困難な場合は、専門メーカーに依頼すると作ってもらうことができますが、オーダーメイドとなるので高額になります。庭園鉄道の場合、雨や雪といったものが付着するため、一般の鉄道模型で使われているような電気を線路に流して集電し、動かす方法は難しいです。車両が完成すれば後は走らせるだけですが、車両メンテナンスや線路メンテナンスは実際の鉄道と同じくらい労力がかかるでしょう。ここまで紹介したのは人が乗れるレベルの鉄道模型の話です。一般的な鉄道模型のHOゲージやOゲージを屋外で走らせることも可能ですが、水や汚れが付きやすい場所ですので、これらが付着しないようなカバーを用意する必要があります。