鉄道模型を使った回転寿司は不可能ではない

楕円形のレールの上を鉄道模型が走っていく様を、回転寿司のように思えた人は少なくないのではないでしょうか。
そして、冗談として、手持ちの鉄道模型で回転寿司をすることを想像した人もいるはずです。そんな鉄道模型を使用した回転寿司は、結論から言うと実現不可能ではありません。実際に、生の寿司を乗せた鉄道模型を走らせた例はあります。

重量について

もし、万が一その鉄道模型を使った回転寿司をしたくなった場合、まずは重量のことを考えましょう。
回転寿司といえば、寿司が乗った皿がいくつも並んで回っているのがオーソドックスな形です。そして、店舗だと土台自体が、大型の動力によって回転しています。それに対して、鉄道模型を使用する場合は、鉄道模型の動力のみでけん引させなければなりません。したがって、あまりに重すぎると動かない恐れがあります。場合によっては、複数台を繋げなければならなくなるでしょう。

車両のバランス

また、寿司を乗せた車両のバランスのことも考えなければなりません。
回転寿司は標準的な鉄道模型の車両よりも幅が広い皿を使用しますが、その皿の設置の仕方次第では簡単に脱線してしまいます。特にカーブが要注意で、せっかくの寿司が無駄になってしまう恐れがあります。
そのため、皿は車両としっかり固定できるような構造にするか、安定できるような形にした方が良いかもしれません。

注意点

鉄道模型は当然、回転寿司をすることを想定して作られているわけではありません。
したがって、回転寿司をする場合はあくまでも自己責任で、鉄道模型がシャリを踏んでしまったり、食べる際に醤油がレールにかかったりしても仕方のないことと捉える寛容さが必要です。
もし、鉄道模型で回転寿司をしているという見た目を楽しむことが主な目的であれば、食品サンプルを使用するという手もあります。食品サンプルであれば汚れる心配もない上に、中身をくりぬいて軽量化が図れます。
さらに、鉄道模型メーカーが販売している、寿司を象った車両を使用するという手もあります。